正月明け。体重計に乗るのが怖かった。ぐずぐずしながら先延ばしすること早10日。おそるおそる乗ってみた。77kg(+3kg)あった。
自分の身長は167cm。認めたくはないけど、数字をみれば立派な「デブ」だ。
昔はやせっぽっちだった。子供の頃、小学校も高学年にあがるまではご飯を食べるのが苦痛だった。「まだご飯が半分も残ってる」という少年だった。今は「もう半分しかない」ってがっかりする。
3階から5階にあがるのに、エレベーターを使った。息があがる。
会社をでる。机を整理する。コーラの空き缶が3本。今日一日で消費したものだ。
ベルトの穴がきつい。でも何とか今の穴で踏みとどまっている。歩くと息苦しい。
いろんなものがそろそろ危険水域だ。いやもうとっくに一線は越えてるのかもしれない。だからこのざまだ。
ダイエットは過去にも何度も挑戦している。大学4年生のときにはうまくいった。70kgあった体重が半年で57kgまで減った。あのときは楽しかった。服がどんどん緩くなっていくし、周りの見る目も変わってきた。健康診断の結果。それまで「太り気味」から「やせ気味」に変わったときは至福のときだった。10年前のことだった。そのときにとったパスポートの自分はやせて精悍な顔つきをしている。
でも全盛期はそれまでで、大学をでて就職してからというもの、食べる量は一気に増え、2年かけてもとの70kgまで戻ってしまった。それからコンスタントに年に1kgずつ増えていき、今では77kgまできてしまった。パスポートの写真を見せるのがためらわれる位になってしまった。
最近では家族に「病気になるんじゃないか」という心配までされるに至ってしまった。
ダイエットに関してはいろいろと思うところもあるけれど、とりあえず、何かを試してみることにしようと思い立った。そんな中で会社帰りに本屋で見つけたのが、岡田斗司夫の著書「いつまでもデブと思うなよ」だった。
「デブはがんばっても評価されない」
という言葉は、小心な僕には少なからず衝撃的だった。理不尽だなあと思いつつも、確かにそんなもんだろうなとも思った。自分を棚に上げていうのも何だけど、電車でデブを見かけるとなぜかむかっとくるしね。
この著者のおっさん、50kgの減量に成功したらしい。
50kgも減らす余地があるのがそもそもすごいとも思うけど、せっかくなので試してみようという気になった。
「レコーディングダイエット」という方法らしい。
基本的には、体重や食べたものを記録し続けるというダイエット方法らしい。ためしてガッテンとかでもみた気がするけど、その辺はあまり気にしない。きっと他にも細かいノウハウがあるに違いない。詳細にいろいろと書いてあるので、適度に読み進めながら、早速試してみることにした。
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